電力自由化で変わったこと、電力会社を切替える人がいる理由

2020.02.06

こんにちは、みんなの暮らしを電気のチカラで応援する「まちエネ」です。

2020年4月で電力小売りが全面自由化され4年になります。「電力自由化」という言葉なら誰しも聞いたことがあると思いますが、2016年4月の全面自由化により一般家庭や小規模商店も含むすべての消費者が、電力会社や料金プランを自由に選べるようになりました。

では、実際にどれだけ電力会社や料金プランを切替えているのでしょうか?

答えは、消費者(低圧電力)の約1/3です。予想より多かったでしょうか?

その内訳や理由を探っていきたいと思います。

【電力会社や料金プランの切替え数の内訳(2019年10月時点)】

  • 新電力(日本国内に600社超があり、MCリテールエナジーもその1社)と契約している家庭や商店:約1,120万件
  • 地域の電力会社(東京電力エナジーパートナーや関西電力など)と自由料金で契約している家庭や商店:約1,760万件
  • 日本全国の消費者数(低圧電力):約8,710万件

いぜんとして消費者(低圧)3人のうち2人が地域の電力会社の規制料金(全面自由化前からある料金プラン)を利用しています。

あなたの場合は、どうですか?

次に、「まちエネ」が始まるきっかけとなった「電力小売りの全面自由化」の歴史と自由化によってなにが変わったのか、についてご説明します。

 

電力供給の仕組み

みなさんが家や職場や学校などで毎日使用している電気はいったいどこで作られて、どうやって運ばれてくるのでしょうか?

電気は以下の図の通り、①発電所で作られ → ②送電線を通り変電所にて適切な電圧に変換後、電線を通り → ③消費者へ届けられます。

200203_発電から小売りまで

①発電:すでに自由化され、発電事業者は、火力・水力・太陽光・風力・地熱・原子力などの発電所を運営し、電気を作っています。日本最大手の発電会社はJERA(東京電力グループと中部電力が共同で設立した発電会社)です(2020年2月時点)。

②送電や配電:電気を安定的に供給するために重要な役割をになっているため、自由化はされておらず政府が許可した企業(東京電力パワーグリッドや関西電力送配電など)が担当します。

【送配電事業者の役割】

  • 発電所から消費者までつながる送電線・配電線などの送配電ネットワークを管理する
  • 物理的に電気を発電所から消費者へ届ける

ちなみに、経済産業省が管轄する電力広域的運営推進機関が、地域の電気の需給状況を監視し、需要と供給のバランスが崩れそうな場合や災害などで停電となった場合、送配電事業者に対して、他の事業者への電力の融通を指示するなどし、地域をまたいだ電力の安定供給という役割を担っています。

お気づきの方もいるかもしれませんが、MCリテールエナジーなど電力小売事業者は、電気を消費者へ届けることに物理的には関与していません。

それでは小売り事業者の役割とは何なのでしょうか?小売り事業者は、消費者と直接やりとりをし、料金メニューの設定や、契約手続などのサービスを行います。また、消費者が必要とするだけの電力を発電会社や電力卸売り市場から調達するのも、小売り事業者の役割です。

 

電力会社を選べるようになったのは、いつから?

最初の小売り自由化は、2000年3月に始まりました。当時は、大規模工場やオフィスビルなど「特別高圧」区分のみが電力会社を自由に選ぶことができました。中小規模工場や中小ビルが電力会社を選べるようになったのは、2004年と2005年の4月に小売り自由化の対象が「高圧」区分へ拡大されてからのこと。

そして、最後に家庭や小規模商店など「低圧」区分も2016年4月から電力会社や料金プランを自由に選べるようになりました。「低圧」区分も自由化されたことで、すべての小売りが自由化され、2016年4月に全面自由化されたことになります。

なお、日本国内の契約件数は、特別高圧:1.1万件、高圧:84万件、低圧:8,710万件と、低圧が圧倒的に多いです(2019年10月時点)。

 

電力小売りの全面自由化で変わったこと

2016年3月以前は、家庭や小規模商店の電気は、各地域の電力会社とだけしか契約することができませんでした。自由化前に契約していた料金プランがいわゆる「規制料金」というものです。

電力小売りの全面自由化により、600社もの事業者が電気の小売り市場に参入し、また各電力会社がユニークな料金プランやサービスを提供し、消費者が自由に選べるようになりました。自由化後に新たに小売り市場に参入した企業を「新電力」と呼び、MCリテールエナジーもその1社になります。また、各地域の電力会社も自由化後に新たな料金プラン(いわゆる「自由料金」)を設けました。

現在、各電力会社は、電気とガス、電気と携帯電話などの組み合わせによるセット割引や、ポイントサービス付きなどの料金プランやサービスを提供しており年々多様化が進んでいます。

「まちエネ」もローソンで使える無料クーポンやPontaポイントがもらえる「きほんプラン」や電気自動車・PHEV所有者向け「毎晩充電し放題!プラン」など、他社にはないユニークな料金プランをご提供しています。あなたのライフスタイルにあった料金プランをぜひ料金プラン一覧で探してみてください😉 

 

次回は、「契約している電力会社が倒産したら電気が止まってしまうの?」や「地域の電力会社から新電力へ切替えた場合、停電するリスクはどうなの?」といった電力自由化に関連したよくあるご質問にお答えします。

 

<参考>

電力・ガス取引監視等委員会 電力取引の状況(令和元年10月分)

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